接引寺の「まかどの地蔵」

新庄市金沢に位置するお寺。その山門脇に大きな地蔵様、「まかどの地蔵」が安置されています。この地蔵は、春秋の彼岸のときにはお参りに来た人たちがぼた餅や団子を食べさせるので口元であんこで黒く汚れています。その理由は、新庄まつりの起源となった宝暦の大飢饉に由来があり飢饉での餓死者が多く、寺での供養も追いつかないため城下の町はずれに大きな穴を掘り次々投込んでいたそう。するとその年にウンカが大発生し稲に虫害をもたらします。人々はそれを餓死者の恨みだと思い供養のために地蔵を置き、餓死して餓鬼道に陥った人々の魂を鎮めるための祈りから地蔵の口にぼた餅をつけるという風習ができたと言われています。
名前の由来は、地蔵があった場所がクランク状になっていたため「真っ角(まっかど)」と呼んでいたそう。

営業時間/通年
住所/〒996-0033 山形県新庄市下金沢町8-5
駐車場/なし
交通・アクセス/JR新庄駅から徒歩で約15分

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